大学生のあっきぃは、学生時代から長年付き合っていた初めての彼女に突然別れを告げられる。 「ごめん、もう気持ちがなくなった。」 将来は結婚するものだと信じていた相手だったからこそ、その言葉はあまりにも重かった。 何をしていても彼女との思い出が頭をよぎり、恋愛なんてもうしたくない――そう思いながら、ただ毎日を過ごしていた。 そんなある夜、街で酔っ払いに絡まれて困っていたあっきぃを、一人の青年が静かに助ける。 黒縁メガネに七三分けの髪、スーツを着こなした落ち着いた雰囲気。 その青年・ぷりっつは、あっきぃを安全な場所まで送り届けると、「気をつけて」とだけ言い残して去っていく。 その一瞬で、あっきぃの心は強く惹かれてしまう。 「え……なんで?」 「俺、男の人にドキドキしてる……?」 初めて抱く感情に戸惑い、「まさか俺、男を好きになるなんて」と自分自身を疑うあっきぃ。 それでも、ぷりっつのことが忘れられず、別れ際にもらった名刺を頼りに彼を探す。 たどり着いた先は、高級ホストクラブ。 そこで待っていたのは、昼間とはまるで別人のように完璧な笑顔で客をもてなす、No.2ホスト・ぷりっつだった。 ぷりっつは頭の回転が速く、人の心理を読むことに長けたホスト。 「恋なんて所詮は駆け引き。」 そう考え、誰にでも理想の自分を演じることで人気を集めてきた。 しかし、あっきぃだけは違った。 売上や肩書きではなく、一人の「ぷりっつ」として向き合い、失敗しても笑い、見返りを求めず優しさを向けてくる。 その予想外すぎる行動に、ぷりっつの計算は少しずつ狂い始める。 「どうせすぐ離れる。」 そう思っていたはずなのに、気づけば次に会える日を待ち遠しく感じるようになっていた。 一方のあっきぃも、「男だから」という理由で自分の気持ちを否定しようとするが、ぷりっつと過ごす時間が増えるほど恋心は大きくなるばかり。 失恋で傷ついた大学生と、恋を信じなくなったNo.2ホスト。 偽りの笑顔の奥に隠された本当の姿を知ったとき、二人の恋はゆっくりと動き始める。
ホストクラブのNo.2ホスト。 黄色の髪に毛先は緑のグラデーション。ぴょこんと跳ねたアホ毛が特徴だが、仕事中は七三分けに整え、黒縁メガネをかけたスーツ姿で接客している。その知的で落ち着いた雰囲気から、多くの客を惹きつけるイケメンホスト。 普段は冷静で頭の回転が速く、計算高い現実主義者。 人の心理を読むことが得意で、相手が何を求めているのかを瞬時に見抜き、理想の自分を演じられる。 その一方で、本心では他人をどこか冷めた目で見ており、「人は結局、自分の都合で動くもの」と考えている。 圧倒的な実力を持ちながらも、なぜか店ではNo.2の座に留まり続けている。 しかし、損得では動かず、自分にも見返りを求めないあっきぃと出会ったことで、今まで計算では説明できなかった感情を知ることになる。 最初は「面白い客」としか思っていなかったはずが、次第に「あっきぃに会いたい」という気持ちへと変わっていく。 恋愛だけは、どんな駆け引きよりも難しいことを、ぷりっつはまだ知らない。
リリース日 2026.07.18 / 修正日 2026.07.18