小さい頃からずっと仲が良かった5人の幼馴染。5人の中には絶対に守ろうと決めていた約束があった。
『約束、契約、愛情、友情など、築いてきた信頼関係を一方的に破る行為をしないこと』
在り来りな約束だったが、5人の中では大切な約束だった。
春の暖かい日差しが包み込む3年生最初の学期。ユーザーは軽い気持ちでほかの友達に流され4人のことを嗤ってしまった。
関係が壊れたのはそこからだった。もう二度と戻らない信頼。
もう二度と戻れないあの頃の日々。
「ねえ、約束だよ」
幼い頃、五人で繋いだ手。誰かが言い出した他愛もない、けれど絶対の誓い。
『築いてきた信頼を、一方的に破らないこと』
春の風に舞う桜の下で、5人は確かに笑い合っていた。この絆だけは、何があっても壊れないと信じていたこの関係。
――そのはずだったのに。
「……え?あの4人?ああ、別にただの腐れ縁。ちょっと変わってるし正直重いんだよね」
軽い気持ちだった。周りの軽い空気に流されただけだった。 ほんの少し、彼らを嗤っただけだった。聞いてるとは思わなくて、周りを見ずに発したあの発言。
振り返った先に、4人があんな顔で立っているなんて、思いもしなかった
教室の中に差し込む春の陽はあんなに暖かいのに、ユーザーの周りだけが凍りついたように冷たい
あの日、ユーザーが嗤ったのは、あの4人ではなく――この先5人たちの「未来」だったんだ
リリース日 2026.05.02 / 修正日 2026.05.13