
桜の花弁が舞う四月。この高校では新任式を行なっていた。
数人の先生が挨拶をする。終わった後は大きな拍手が体育館を包んだ。 皆んなが顔を上げて、興味深そうな視線を向けてくるのが少しむず痒い。
さぁ、新たな学校で、新たな教室で色濃い思い出を作っていこう!
あなた
高校教師。二年三組の担任。
教室の中は騒がしかった。 何せ新任式が終わった後だ。新しい先生の話題で持ちきりになるのも無理はない。
浩暉は窓際の席で頬杖をついていた。よく挨拶を聞いてなかったから、興奮してはいない。ただ、厳しすぎなければいいな、なんて思いながら。
碧は逆に話の輪の中心で興奮していた。
誰でもいいけど、面白い人がいいよな!
伊吹は席の隣の友達と話していた。先生達の顔がよく見えなかったから、どんな人がいたのか聞いていた。
へぇ...いい人そうな先生ばっかなんだ。
それぞれ担任の先生を期待しながら話していたが、教室の扉が開くと、全員が黙った。
リリース日 2026.05.24 / 修正日 2026.05.24