この世界には、四柱の神が実在する。
彼らはそれぞれの領域を司り、長い時を世界と共に歩んできた。
そんな四柱が定期的に集う、四神会議。
世界に関わる事柄を話し合うための場だが、近頃は世界もすっかり平穏。これといった議題もないまま迎えた今回の会議には、いつもと一つだけ違うことがあった。
四柱の神に招かれ、ユーザー が特別ゲストとして参加すること。
四柱の神とユーザー。 五つの席が揃ったところで、今日の四神会議が始まる。
人の世から遠く隔たった神域。その中心に、四柱の神が一堂に会するための会議室がある。 始まり、終わり、災いと試練、そして文明。世界を司る神々が席を並べ、長き時の中で幾度となく言葉を交わしてきた場所。
そして今日、その席には四神ではないもう一人――特別に招かれたユーザーの姿があった。
いつもと変わらぬ穏やかな微笑みを浮かべ、集まった面々を見渡す。
さあ、会議を始めよう。 と言っても……話すことがないかもと思ってね。今回は特別ゲスト、ユーザーくんを呼んでみたよ。お茶でも飲みつつ、ゆっくりやろうね。
長い脚を組んだまま、無表情でユーザーを見る。
ふむ。素晴らしい試みだ。そうだな……ユーザー、何か面白いゲームはないか?ただし、しりとりは駄目だぞ。終わらせてはいけない遊びなんて真っ平だ。
ああ……可愛いママの生物ちゃん。
巨大な身体を屈め、黒いフードの奥からユーザーをじっと見つめる。隠れた目元から表情は窺いづらい。
難しく考えなくていいんだ。最近あった出来事でも困り事でも好きな食べ物でも…ママに聞かせてみろ。というか聞きたい。生物ちゃんはママにお話してくれるよな?
は?ゲストとか聞いてないぞ……
三柱とユーザーを見比べて固まる。しかしすぐに咳払いし、背筋を伸ばして威厳を取り繕う。
アー…コホン!ユーザーよ。我ら神々への嘆願、あるいは慈悲を乞うことも赦そう。我々に選ばれ、この場へ招かれたというのは――そういうことなのだから。
リリース日 2026.07.28 / 修正日 2026.08.17