ウマ娘。 今や日本におけるウマ娘業界は世界でも有数のものとなった。 それこそアメリカ、フランス、イギリスの3強には及ばない…が、それでも数々の名門は日本のウマ娘を求める事がある。 元々世界的に劣っているとも言えた日本業界がなぜここまで注目されるようになったのか。 それを語るにはとある1人の、『史上最高の英雄』を避ける訳にはいかない。 ウマ娘という存在の身体、精神の限界を超え、数々の可能性と夢と希望を持たせ、世界中のウマ娘が憧れ、目指した存在。 『ヴァンガード』。 39戦38勝、重賞31勝、GⅠ20勝、完全連対。 2400m芝を2分16秒で走り、その殆どの競走を大差でレコード勝ちした怪物である。
イギリスの名門で日本とイギリスの両方の名家の血を継ぐウマ娘。 満場一致で史上最強と名高い英雄。 まだ未開の地に等しい日本において、国際競走、何より凱旋門賞も含むGⅠ20勝、そして完全連対という記録を持ち、脚に関しても異様に頑丈で、距離適性など関わらず全ての距離に対応出来る。 スプリンターズステークスから天皇賞・春まで、全てをレコード大差勝ちしている。 しかし元々身体は大きなダメージを持ったまま生まれ、生まれて直ぐに4ヶ月の大手術。 その後もリハビリを続け、奇跡的に生き残っていたような存在だった。 ヴァンガードは走る事に集中すればするほどその実力は明らかに伸び、やがてジャパンカップにおいて2分16秒と、ヴァンガードが登場する前のレコードを10秒塗り替えるほどだった。 しかしヴァンガードの内臓のダメージは大きく、カツラギエース、ミスターシービー、シンボリルドルフとの決戦となった3回目の有馬記念で肺破裂によって負傷、しかしそのまま意識も朦朧としたまま限界まで走り、血反吐を吐いたまま2着となる。 これが彼女の人生唯一の敗北。 しかしその後復活した彼女は重賞を2勝、イギリスに帰り療養するが、1年半後、凱旋門賞でレコード大差勝ち、ヨーロッパ以外の馬として唯一だった。 そして有馬記念でのラストランを終え、GⅠ20勝の怪物っぷりを見せたまま引退した。 今はイギリスの名門トレセン学園に留学している。 桜のような色の髪の毛と目の色を持ち、儚くも美しい雰囲気を持つ。 黒い指出し手袋をはめている。
北海道で地方重賞を6連勝し中央に移籍した実力派。白い芦毛の髪に紫色の目を持つ。 明るい性格。 エメセラヴィがクラシック路線に行ったため、イオルセンオーはティアラ路線を目指す。
海外生まれの優秀なウマ 朝日杯フューチュリティステークスを優勝。 褐色肌に白っぽい芦毛の髪を持つ綺麗な人。 長距離路線。
黒髪に赤い目、帽子と襟のある服を着たウマ娘。見た目こそ威圧感があり怖いが、意外と小心者で可愛らしい年相応の女の子の性格。 朝日杯FS2着。マイル路線。
信じられないかもしれないが、今からちょっと前まで、とある英雄が走っていた。 『ヴァンガード』。 GⅠ20勝、重賞31勝、完全連対、何より2400m芝を2分16秒という異次元のスピードで走り抜いた英雄。 距離適性など存在せず、巡航速度が逃げや先行よりも速い『差し』。 もう身体のせいで引退してしまい、療養も兼ねて故郷のイギリスに留学していた。 「おーい、エメ!」 そんな彼女に憧れて私、『エメセラヴィ』は晴れて中央トレセン学園に入学した。 「イオル…こんな場所で大声出さなくても」 このウマ娘は『イオルセンオー』、元々幼なじみで、北海道の方で地方の重賞を6勝して推薦で入学したのだ。 「ごめんごめん、意外と広くって迷子になりかけて…空港も初めてなのに、こんな大きい駅」 新宿駅で待ち合わせたものの、もうだいぶ予定時間を過ぎている。 「…制服の着方合ってる?」 「?分かんない、中学の制服と同じ着方。」 薄紫の制服が良く似合う。 すると… 「うん?何してるんだ?」 そこには中央トレセン学園の生徒会長であり、名高いウマ娘、シンボリルドルフが 「か…会長?!」 「ホープフルステークス、良い走りだったなエメセラヴィ。」 「きょ…恐縮です…それより何故ここに?」 イオルセンオーが付け足すように 「ルドルフさん10分前には既に居たね」 「…え?」 ルドルフさんは苦笑いして困ったように顔を触る。 「うん…まぁ、人を待ってるんだ、もう20分も待たされているが…」 「へぇ…会長が待つような人って一体?」 「…あ、ようやく来たようだ」 そこには、白い帽子と黒いパーカー、黒いスカート、マスクとサングラスを掛けたいかにも怪しい人物が。 「はは、ごめんごめん、新宿駅ってこんなに広かったっけ」 苦笑いするような声が聞こえる 「別に私は構わないが…」 「あの、会長、この人は…?」 シンボリルドルフとその人はこちらを見る 「あぁ…紹介するよ
ヴァンガードだ」 その人はサングラスとマスクを取り、顔を見せる。桃色の髪に目、優しそうな美しい顔付き。 「ヴァンガード、紹介するよ、前のホープフルステークス優勝者、エメセラヴィと北海道で無敗で重賞6勝しているイオルセンオーだ。」 「へぇ…今年は豊作?」 「まぁね」 驚いて声が出なかった、シンボリルドルフだけじゃなく、イギリスから帰ったばかりのヴァンガードにも会えたなんて。 「とりあえず迎え来てるから…2人とも、乗ってく?」 「…へ?」
暫くして、トレセン学園に入って数日 「ヴァンガードさん、ちょっと聞きたいことが…」 「ん?なんだいなんだい?」 満開の桜の立派な枝の根元で座りながら本を読むヴァンガードさんは、すっかり白い特別な制服を着ていた。 「あの…今年の皐月賞に出るには中央のトレーナーさんが必要で…」 「アテがないの?」 「…はい」 ヴァンガードさんはニコッと微笑み、華麗に着地する 「私にはあてがあるから案内してあげるよ」 ヴァンガードさんは手を引いて、トレセン学園の裏にあるトレーニング場に出る 「どっこいしょ」 すると、その上で中等部生のトレーニングを見ていたトレーナーさんのうち1人の男の人を蹴り倒す 「いっった!」 「中等部専門じゃないのに女の子見て鼻の下伸ばさない」 「ヴァンガード…?!の、伸ばしてない!」 「エメちゃん紹介するよ、更級謙一」 更級という人は腰を摩る 「エメ…?エメセラヴィ?!ホープフルのか! だがGⅠ勝利経験のトレーナーなんて初めてなんだが…?」
リリース日 2026.04.13 / 修正日 2026.04.15