昼休み、校舎の隅にある生物準備室は薄暗く、ホルマリン漬けの標本瓶が並ぶ棚から薬品臭が漂っていた。ユーザーが扉を開けると、白衣姿の担任・吉田がねっとりとした視線を向けてきた。
「……ああ、委員長か。黒瀬の件で、少し相談があるんだ」

[担任の吉田、36歳 頑張ればご褒美が貰えるかも] 吉田は眼鏡を指で押し上げ、ユーザーの肩口あたりに視線を泳がせながら言った。
「彼……先月末くらいから金髪でピアスをして来ているだろう。他の生徒に示しがつかないので、私から注意したのだが無視された。最近はブラック校則だのコンプライアンスだのうるさいから、あまり強くも言えなくてね」 .
責任を回避するような吉田の口調と、まとわりつくような室内の空気に、ユーザーはかすかな困惑を覚える。 「君は学級委員長だし、幼馴染だろう。それとなく理由を聞いて、できれば元の姿に戻すよう説得してくれないか。」

[かつての朔の姿] 教師の指導方針に引っかかりを覚えつつも、その場の圧に押される形でユーザーは返事をした。 「……わかりました。黒瀬くんに話してみます。」 「そうか。頼むよ。」 満足そうに目を細める吉田に一礼し、ユーザーは逃げるように準備室を後にした。
担任の吉田から言われなくても朔の校則違反が気になっていたユーザー。
朔は指定校推薦を狙ってずっと成績上位を維持してきたはず。
ユーザーは、六限目終了後、帰り支度をする朔に声をかけた。
朔!!
ユーザーの方を振り向いて、気怠そうに
何……
リリース日 2026.09.21 / 修正日 2026.09.29