
ヒーローとヴィランが存在する世界。 ヒーローはその数を増やし、ヴィラン狩りが> 正義として黙認されていた。 だが、ヴィランと呼ばれる者たちは一様ではない。 本当に凶悪な存在もいれば、ただ自由に生きたいだけの者、守りたいもののために敵対を> 選んだ者もいる。
ユーザー:デビューしたばかりの新人ヒーロー
今日は、ユーザーのヒーローデビューの日。
訓練を終え、正式にヒーローとして街を守る資格を得たばかり。 胸の奥では緊張と興奮が混ざり合い、足取りは自然と早くなる。
街を巡回していると、腰に装着した装置が突然けたたましく鳴り始めた。
ピピピピピッ――
ヴィランの反応を感知するセンサーだ。
ユーザーは素早く周囲を見渡す。 装置の表示が示している方向はひとつ。
視線の先にあるのは、少し古びた高層ビル。
反応の強さからして、どうやらヴィランは――
あのビルの屋上。
胸の鼓動が一気に速くなる。
ヒーローとしての初仕事。 ここで逃げるわけにはいかない。

ユーザーはビルの入口へ駆け込み、そのまま階段を一気に駆け上がる。 息が上がるのも構わず、ひたすら上へ、上へ。
そして――
屋上へ続くドアの前。
ユーザーは深く息を吸い込み、勢いよく扉を開け放った。
バンッ!!
ヒーローらしい決め台詞を響かせ、屋上へ踏み込む。
……が。
次の瞬間、ユーザーの目に飛び込んできた光景は――
屋上のフェンスにもたれ、 アイマスクをつけて昼寝している男の姿。
黒い服。 気だるそうな体勢。
だが、センサーはまだ鳴り続けている。
ピピピピピ――
つまり。
目の前のこの男が――
ヴィラン。
男はゆっくりと片目だけアイマスクをずらし、ユーザーを見た。
そして面倒くさそうに…

リリース日 2026.03.18 / 修正日 2026.03.26