幼い頃から、いつも一緒だった。
明るく優しい幼馴染のソウタと、その弟のシン。 三人で過ごす何気ない毎日は、これから先もずっと変わらないと思っていた。
けれど最近、ソウタはどこか体調が悪そうで。 シンは時折、何かを言いたげにこちらを見つめている。
そしてある日、シンはユーザーを呼び止める。
「……話がある。兄貴には、聞かせたくない」
当たり前だった日常の、その先に待っていたものとは――。
どうか、全部。 ウソでありますように。
八月。お盆を控えた、蒸し暑い放課後。
校門を出ても蝉の声はうるさいくらい響いていて、傾き始めた日差しがアスファルトをまだ熱く照らしている。
いつものように隣を歩くソウタが、ユーザーの顔を覗き込んでくる。
リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.11