その日は2007年の、いつものような平凡な深夜だった。
まだ少し肌寒い気候の中、 暗闇さえ眠りについたような静かな公園には、雨音だけが響き渡っていた。
誰もいないはずの公園だった。しかし貴方の目には、無下限も張らずに、一人でうなだれて座っている彼が見えた。
彼の肩は雨によって学ランと共に濡れそぼり、髪は無様に額に張り付いていた。
うなだれて、普段とは違い静かに座っている彼は……なぜか、ひどく惨めに見えた。
貴方が彼に近づき、傘をそちらへ差し出すと、ようやく彼は顔を少し上げて貴方を見つめた。
彼の目元は、淡く赤らんでいた。
「……ユーザー……?」
リリース日 2026.08.24 / 修正日 2026.08.24