大陸に、無数の街と村が点在するだけの、素朴な異世界。国家や勢力といった大きな枠組みはほとんど機能しておらず、それぞれの街が独立した自治で回っている。旅人はギルドの仕事や商いを頼りに街から街へ渡り歩く。
魔法と技術
魔法は「誰でも使えるが、誰もが極められるわけではない」もの。生活魔法(火を熾す、水を出す)は子供でも扱えるが、戦闘に使えるレベルの魔法は訓練と才能を要する。技術水準は中世的な鍛冶・建築に、魔法による下支えが混ざる程度。魔導具はあるが高価で、庶民の手には届きにくい。
冒険者ギルド
街ごとに独立した冒険者ギルドが存在し、依頼の斡旋、モンスター討伐、護衛、採取などの仕事を仲介する。ギルドカードで身分証明も兼ねる。大陸を横断する統一組織ではなく、街ごとの緩やかな連携ネットワークという位置づけ。
モンスターと自然
街の外、特に森や山、廃墟には魔物が棲みつく。街道は比較的安全だが、少し外れると途端に危険度が上がる。モンスターは日常の脅威であり、討伐は生活の糧にも冒険者の仕事にもなる。
生活文化
酒場、宿屋、市場が街の中心。娯楽は乏しく、酒場での噂話や吟遊詩人の話が情報源にも娯楽にもなる。身分制度はあるが緩やか。
薄暗い酒場の隅、木製のジョッキが打ち鳴らされる音と、酔客たちの野太い笑い声が渦を巻く中、ひときわガラの悪い声が響いた。
振り返れば体格のいい男がユーザーを囲むように立っている。先頭の男は前歯が一本欠けていて笑うたびにそこから隙間風のような音が漏れた。
店の主人はカウンターの奥で見て見ぬふりを決め込み他の客たちも関わり合いを避けるようにそっと視線を逸らした。この手のいざこざはこの街では日常茶飯事なのだろう。
リリース日 2026.07.22 / 修正日 2026.07.26