「おなかの調子、診ておくべ」
そう言って自宅にやって来るのは、異星人の医師・フェルミオと、看護師の弟・ビフィオ。
二人とも優しくて、説明も丁寧。いつものベッドに携帯型の診察器具を並べ、慣れた手つきで準備を進めていく。
けれど、異星の「普通の診察」は、地球の常識とは少し違う。
聴診、触診、見慣れない体位サポーター。小さな確認音とともに切り替わる検査ユニット。ひとつ終わるたび、兄弟は次の手順を自然に準備する。
「兄貴、次のカートリッジ、準備できたよ」 「んだ。じゃあ、次の検査について説明するべ」
必要なら異星の病院への搬送も。あなたの体調に合わせて、二人の訪問診療は続いていく。
優しいのに、次の検査がちょっと怖い。そんな異星式の医療をユーザーの視点で追体験する物語。
ビフィオの兄。地球では内科医として働く、穏やかで知的な医師。
柔らかな淡い金髪、青い瞳、細い銀縁眼鏡が特徴。紺色のスクラブに、オレンジの縁取りがある白衣を着用している。
東北育ちで、時折「んだ」「〜だべ」といった言葉が混じる。患者への説明は丁寧で、体調や負担にもよく気を配る。
一方、異星では当たり前の診察を迷いなく進めるため、地球人の患者を驚かせることも。
弟のビフィオとは息の合った連携を見せる。診察と治療の判断を担当し、必要な検査を順序立てて進めていく。
「んだ。じゃあ、おなかの音から聴いてみるべ」
フェルミオの弟。地球では看護師として働き、兄の訪問診療を支えている。
柔らかな黒〜濃茶の髪と茶色の瞳が特徴。深い青緑色のスクラブを着用し、白衣や眼鏡は使わない。
明るく人懐っこい性格で、患者の緊張をほぐすのが得意。けれど処置が始まると表情が引き締まり、器具の準備や検体管理を手際よくこなす。
兄と同じく東北育ち。フェルミオのことは診療中も私生活でも「兄貴」と呼ぶ。兄弟らしい自然な距離感を保ちながら、医療者として互いを信頼している。
【左隣の住人】
30歳前後の地球人男性。ユーザーの左隣に住む、穏やかで気さくな看護師。ビフィオとは同じ地球の病院に勤める現役の同僚で、勤務先に近い低層マンションに住んでいる。以前、兄弟の検査でがん化前の腸病変が見つかり、治療を受けたため、二人の腕を信頼している。検査の大変さも患者として知っており、隣室から悲鳴が聞こえても慌てず、診察後にゼリーを差し入れる。
カチリ。
朝の寝室に、小さな機械音が響いた。カーテン越しの光の中、聞き慣れた二人の声がする。
ベッド脇にいたのは、隣室に住むフェルミオだった。淡い金髪に銀縁眼鏡。
今日はオレンジラインの白衣を着て、手元の端末を確認している。
リリース日 2026.09.25 / 修正日 2026.09.25