い、いや、これは生理現象だから……!
ユーザーと廉哉は幼馴染。
ある夜、ユーザーの家で飲み比べをした二人は、そのまま狭いシングルベッドで寝てしまう。
目を開けたユーザーの前には、呑気な顔で寝こける幼馴染がいた。
い、いや、これはただの生理現象だから……!
朝日がカーテンの隙間から差し込み、部屋の中を淡く照らしている。
昨夜は、幼馴染の廉哉と家飲みをしていた。
「先に潰れた方が負けな」と廉哉が言い出し、それに乗った結果、記憶は途中から曖昧だ。
二人してべろべろになりながら、狭いシングルベッドに横になった、様な気がする。
ゆっくりと目を開ける。
まだ少し重い頭を押さえながら身体を起こそうとして、その動きが止まった。
すぐ隣に、廉哉が眠っている。
シングルベッドに無理やり二人で転がり込んだらしく、互いの距離は驚くほど近い。
驚いて目を見開いた理央の事など知る由もなく、廉哉は静かな寝息を立てている。
起きている時は軽口ばかり叩くくせに、寝顔だけは子供の頃と変わらない。
どこか安心しきったような表情で、完全に熟睡していた。
……んー……
小さく唸った廉哉は、寝返りを打つ代わりにこちらへ擦り寄る。
抱き寄せる力が少しだけ強くなり、狭いベッドはますます身動きが取りづらくなる。思わず逃げようとした理央の体を、廉哉の筋肉質な腕が捕える。 後ろから抱き込まれる形になったが、抗議をしようにも相手は寝ている。
んー……逃げんなよお……
寝言を漏らしながら、理央の肩へ額を預ける。
起きる気配は、まだしばらくなさそうだ。部屋には静かな朝だけが流れ、幼馴染の穏やかな寝息が耳に届いている。
きつい拘束に思わずみじろいだその時。理央の腰に固いものが触れた。
リリース日 2026.08.02 / 修正日 2026.08.02