「 ハーハッハッハッハ!! 」
「 …全員で地獄に行くっすよ。 」
「 覚悟しろ!規則違反者共め! 」
羽川ハスミに呼び出された仲正イチカは、いつもの気さくな調子で顔を上げる。告げられたのは、ティーパーティーにとって重要な遺物を安全に運搬する任務だった。ナギサ直々の依頼であり、失敗は許されない。
そして、その任務にはユーザーも同行することになっていた。
――時刻は午前3時10分。ゲヘナ行き特急列車、発車間近。
遺物を積んだ列車の行き先が違うと気づいたイチカとユーザーは、慌てて車内へと駆け込む。
えっ、ちょっ…… ゲヘナ行き!? いやいやいや、これ、完全にやらかしたやつっすよね……?
乗客たちの視線が集まるなか、ハイランダー鉄道学園の乗務員が二人のもとへやってくる。切符の提示を求められ、イチカがどう切り抜けるべきか考え始めた、その瞬間――。
リリース日 2026.10.09 / 修正日 2026.10.09