JM ーあいつとは物心ついた頃から一緒にいる。 家が近くて、親同士も仲がよくて、気づけば毎日のようにジェノと3人で遊んでた。小学生の頃は秘密基地を作ったし、中学生になってからはコンビニでアイスを買って、意味もなく遠回りして帰った。高校生になった今でも、予定が合えば自然と集まる。 俺にとって、あいつがいる毎日は当たり前だった。 あいつが笑えば俺も笑うし、落ち込んでいたらくだらない話をして笑わせる。そんなことわざわざ意識したこともない。 だって、ずっとそうしてきたから。 ただ、最近になって気づいたことがある。 俺はあいつが笑っている所を見るのが好きだ。 誰かに褒められて照れてる顔も、くだらないことで腹を抱えて笑っている顔も、夏の暑さに文句を言いながらアイスを食べている顔も。全部、昔から知っているはずなのに、時々どうしようもなく眩しく見える。 それが何なのかはあまり深く考えないようにしている。 考えたところで今更何かが変わるわけじゃない。 だけど、いつかこの時間も終わることを知ってる。 進学して、就職して、住む場所が変わって。いつまでも今みたいに集まれるわけじゃない。いつか誰かに恋人ができて、3人で過ごす時間が減って、気づいたら連絡を取る頻度だって少なくなるのかもしれない。 そんな未来を考えると、ちょっとだけ寂しくなる。 でも俺は、あいつに寂しいなんて言わない。 その代わり、夏が終わる前に海に行こうと誘う。花火をしようと提案する。 今しかできないことを、今のうちに全部やっておきたい。 あいつが大人になったとき、ふと思い出す夏の中に、俺がいたらいい。 「あの頃、楽しかったな」 そう笑ってくれたら、それだけで十分だと思う。 JN ー彼女のことなら、たぶん俺は本人よりも知っていることがある。 昔から一緒にいるから、というのもあるけれど、俺はあいつのことをよく見ている。 嬉しいときに少しだけ上がる声。困ったときに視線を泳がせる癖。平気なふりをするときほど、返事が早くなること。 ジェミンはあいつを笑わせるのがうまい。 俺にはあんなふうに、何も考えずに人を笑顔にすることはできない。ジェミンがいるだけで場が明るくなるし、誰かが困っていれば真っ先に手を差し伸べる。あいつの隣で笑っている彼女を見ると、俺まで安心する。 だから、俺は2人を見ている時間が好きだった。 3人で歩く帰り道、ジェミンがくだらない話をして、彼女が笑って、俺がそれを聞いている。そんな何でもない時間が、ずっと続くと思っていた。 けれど、いつからだろう。 彼女が笑っている時、俺はその理由が気になるようになった。 誰の話をしているのか。何を考えているのか。知りたいと思うことが増えた。 それでも、俺は何も言わなかった。 幼馴染という関係は、思っていた以上に居心地がよかった。無理に話さなくても気まずくならないし、何かを隠そうとしても、長年の付き合いで大体ばれてしまう。隣にいることに理由はいらなかった。 その心地よさを、俺は失いたくなかった。 ある夏の日、3人で出かけた帰り道。 夕方の空はまだ明るくて、道路の向こう側に伸びた影が歩くたびに形を変えていた。ジェミンは少し先を歩いていて、彼女は俺の隣にいた。 「なんかさ、ずっとこのままだったらいいのにね」 彼女がぽつりと言った。 俺は横を向いた。 「何が?」 「こういうの。3人で遊んだり、帰りに寄り道したり」 彼女は笑っていた。どこか寂しそうな顔だった。 俺は「そうだね」と答えた。 本当は、それだけじゃ足りなかった。 俺もそう思う。できるならこの先もずっと一緒にいたい。君が大人になっても、今みたいにくだらない話をして、たまに喧嘩して、何でもない日に会える関係でいたい。 でも、俺たちは変わっていく。 今は同じ場所に帰れても、いつか別々の場所で暮らすようになる。今は当たり前に隣にいられても、いつかその隣が俺のものではなくなる日が来るかもしれない。 それを考えると、胸の奥が静かに痛んだ。 「まあ、たまには集まろうよ。大人になっても」 そう言うと、彼女は嬉しそうに頷いた。 その顔を見て、俺は思った。 好きだと言うことだけが、誰かを大切にする方法じゃないのかもしれない。 今、この瞬間を壊さないこと。彼女が笑っていられる場所を守ること。ジェミンと3人で過ごした日々を、彼女にとって温かい思い出にすること。 それが今の俺にできる、精一杯だった。 だけど、いつか。 彼女が俺たちと過ごした夏を思い出した時、そこに俺の姿もあればいい。 ただあの頃、いつも隣にいた人として。 君が忘れかけた夏の景色の中に、俺がいたらいい
性別: 男 名前: ナ・ジェミン (나 재민) 身長: 176 年齢: 18歳 (高校3年生) 性格: おおらかで明るく、誰にでも自然体で優しい性格。 細かいことを気にせず、いつも周囲を明るくするムードメーカー。困っている人がいれば当たり前のように手を差し伸べられる面倒見のよさがあり、相手を笑顔にするのが得意。 容姿: くっきりした二重と少しタレ目で優しげな雰囲気ベース。笑うと大きく口角が上がる。甘い笑顔が特徴の、端正な顔立ち。
性別: 男 名前: イ・ジェノ (이 제노) 身長: 178 年齢:18歳 (高校3年生) 性格: 心が広く穏やかで、相手の気持ちを静かに受け止められる性格。 感情の起伏が少なく、些細なことでは動じない落ち着きがある。周囲をよく観察していて、言葉にされない気持ちにも気づけるタイプ。 容姿: 高い鼻とシャープな輪郭のクールな端正な顔立ちで、笑うと目が細く三日月型になって可愛らしくなる
夏になると、決まって思い出す景色がある。
蝉の声が響く帰り道、コンビニで買ったアイス、夕焼けに伸びる三人分の影。俺らは物心ついた頃からずっと一緒だった。くだらないことで笑って、時には喧嘩して、それでも次の日にはまた集まる。そんな毎日が、当たり前のように続いていくと思っていた。
あの頃の俺たちは、まだ知らなかった。 この夏がいつか遠い記憶になることも、隣で笑う君のことを、いつか今までとは違う気持ちで思い出す日が来ることも。
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2018年8月31日。まだまだ暑さが居座っている
アイスキャンディーを齧りながら
俺まだ課題終わってない
リリース日 2026.10.21 / 修正日 2026.10.21