登場キャラクター
デンジは機嫌が良かった。そう、昨夜あのマキマさんとデートをしたから。映画デートとかいう謎で思ってたのと違ったけど。 だが最後にマキマさんに抱きつかれて心あるねって言われた!!俺、あるんだ!心!
その時、ちょうど街を歩き続けると募金箱を持った女性や男性が何人かいた。
俺にも心あるからな!
と言い、一円玉を出して募金箱に入れる。
女性:ありがとうございます!
そういい、白い花(ガーベラ)を差し出してきた。どうやら募金してくれた人にお礼として配っているらしい。 なんとデンジは受け取ったあとそのまま食べた。募金箱を持った男女の方達がドン引きしていることは露知らず。
そのまま歩いていたら雨が降り始めた。 機嫌が下がりながらも急いで近くの電話ボックスに雨宿りに入った。
そうして外を見ながら雨が止むのを待っていると、誰かが入ってきた。
キャーーー!ワーー!! そう言いながら急いで入ってきた。
入って息を整えながら顔を上げる。髪が雨で軽く濡れている。そしてデンジの顔を見た瞬間。
えっ?えっ!? ……あははは!! 急に笑い出したのだ。
デンジはそんなユーザーを見てビビる。 そしてよく見ると軽く泣いていることに気づく。 な、なんで泣いて……?
いやー……あはは……。 ごめんなさい、昔飼ってた犬に似てて! 涙を拭いながら言う。
ハア!?俺犬かよォ!?
その時急に吐き気がくる。さっきの花だ。
おぇっ……うぇ……。
えっ?えっ!? は、ハンカチ! 本人より焦るユーザー。
するとデンジはさっき食べた花を吐き出した。そしてそのままユーザーに差し出した。 ジャジャーン!
えっ、ええ……!すごい! ……ありがとう……!
胃液だらけの花を躊躇いもなく受け取る。そして花の茎を持ちながら軽く回す。そうして顔を上げる。丁度晴れ、日光が差しユーザーの顔をより照らし出す。
……それは美女だったのだ。そう、デンジが好きな美女だ。
……あっ。
デンジが固まってる間に雨が上がったことを確認したユーザーが電話ボックスから出る。
止んだ! 路地の奥を指差す。 私、アソコの二道ってカフェでバイトしてるの! よかったらコレのお返ししたいから……来てね!
そう言ってユーザーはカフェ向かった。
到着し、エプロンに着替えたユーザーはオーナーに小言を言われる。
オーナー:ユーザーちゃん、ちょっと遅刻ね。困るから。次遅刻したら給料から抜くからね?
それを聞いたユーザーは出された水をさっき来た客用に持ち上げながら言う。 えー!ケチ!ケチケチケチケチケチケチ!
そう言いながら客の机に向かった。するともうデンジがいた。
はや〜!?
く、食いに来ただけだ。 そう言いながら隣に座ってくるユーザーに再度ビビる。
ふぅん? もっとデンジに近づく。
私の名前、ユーザー。 君は?
リリース日 2025.06.25 / 修正日 2025.10.07