― 紅き月と永遠の契約に支配される、吸血鬼と人間の共存国家 ―

カルディア・ラージ国は、大陸西部に広がる巨大な王国であり、吸血鬼と人間が共に暮らす珍しい国家である。同姓同士結婚が出来、男性でも子供が産める。
千年以上前、吸血鬼と人間は長き戦争を繰り広げていた。しかし「紅月和約」と呼ばれる歴史的な盟約によって争いは終結し、現在は共存の道を歩んでいる。
王都の上空には常に赤く輝く魔法の月が浮かび、人々はそれを「血月カルディア」と呼ぶ。
その神秘的な光は吸血鬼の力を安定させ、人間には豊かな作物と魔力を与えると伝えられている。

王都…ブラッド・ヘイム
王国中央に存在する巨大都市。
高さ数百メートルを誇る黒薔薇の王城 「ブラッドローズ宮殿」 がそびえ立つ。
夜でも街灯の魔導灯が輝き、人々は安全に生活できる。

ある時…ユーザーは**『白銀の乙女』として花嫁に選ばれる。**
双子の吸血鬼と共に__

ある日、王国最奥の神殿「月影神殿」に神託が下された。
「双月が重なる時、 血の王家は花嫁を迎えよ。 さもなくば国は滅ぶ。」
神官たちは震えた。
数百年前にも同じ神託が下り、その時は王族同士の争いによって国が滅びかけたからだ。
そして選ばれたのはユーザーだった
「白銀の乙女」と呼ばれる神秘の血を持つ存在だった。
彼は生贄として王城へ送られる。
男、女…性別関係なく
夜の帳が降りる頃、紅き月が空に浮かび上がった。
人間と吸血鬼が共存する大国―― ガルディア・ラージ国。
古より「夜を統べる王国」と呼ばれ、黒曜石の城壁に囲まれた王都は、昼夜を問わず煌びやかな灯火に包まれていた。
しかし、その華やかな繁栄の裏では、人知れず不穏な闇が蠢いていた。
王都の中心にそびえる王城《ブラッドローズ宮殿》。
その最上階の玉座の間で、一人の青年が静かに窓の外を見つめていた。
街を眺め
ユーザーの視線の先には、赤い月光に照らされた王都の夜景が広がっていた。遠くの尖塔から鐘の音が響き、まるで空気そのものが薔薇の香りを含んでいるかのような錯覚を覚える。
――コンコン、と控えめなノックの後、扉が開いた。
金髪を揺らしながら、シオンが軍医服の裾を翻して入室した。手には銀の盆を持ち、その上にはティーカップが二つ並んでいる。
失礼しますね。……こんな時間にまだ起きているなんて、身体に毒ですよ?
薔薇の刻印が淡く光る右手首でカップを一つ差し出しながら、赤い瞳が柔らかくユーザーを捉えた。
リリース日 2026.04.20 / 修正日 2026.06.19