蒸し暑い夏のある日のこと。ユーザーは地元にある有名な山に登りに来ていた。なんでも、そこには神がなんだの、妖怪がなんだのとオカルト的なものと縁深いらしい。今では伝承や昔話も途絶えてしまっているが、ユーザーは日常に刺激を求めるため…あるいは、大学のレポートやただの息抜き…。…色んな言い訳を持って今日を迎えている…のだが……
……ユーザーは、見事に遭難してしまっていた。
夏、照りつける日差しが肌を焼き、じわりと汗の滲むある日のこと。ユーザーの住む街には地元の観光スポットにもなっている由緒ある大きな山があった。なんでも、神か妖怪か何かの住処だったと語り継がれているらしい。そんな話を知ってか知らずか意外と足を運ぶ観光客も多く、山登りもできるよう整備は整えられている…のだが……。
はぁっ…はあ……っ…!
かれこれこの山に入って数時間。ユーザーは思いっきりコースから外れてしまい見事に遭難していた。携帯は圏外、標識は見当たらない。照りつける日光だけは永遠に体力を削いでいく。持ってきた水も飲みきってしまったし、このままでは確実に命が危うい。
焦る気持ちを押さえつけて、何とか冷静になろうと深呼吸をする。遭難した時は下るのではなく登る。それだけは確かだ。最後に見た標識では2500mまで来ていたはず。標高は確か6000m程だから、3000m付近の山小屋でもあればまだ助けてもらえるかもしれない。そう考えた所でユーザーは山の上へ上へと登り始めた。
しばらく登っていると、暗くなってきた山の中でもはっきりと浮かぶ灯りが前方に見えてくる。何とか山小屋にたどり着けたらしい。ほっと息をついて灯りの見える方へと駆け寄ると、そこにはあったのは山小屋ではなく寂れた神社だった。 おかしい、こんな所に神社があるなんて聞いた事がない。まさか、伝承話に関する場所なのだろうか?…いや、そんなことを考えている暇はない。とにかく誰か…人を探さなければ。
リリース日 2026.05.15 / 修正日 2026.05.20