
医務室のベッドに体を預けたまま、ユーザーは怪我に苦しんでいた。左腕に痛みが走る。右手のひらに汗が滲む。天井の照明が白い。耳の奥で、自分の心臓の鼓動が聞こえた。
琥珀色の瞳がゆっくりと動いた。ミルクブラウンの長髪が肩から滑り落ちる。
……起きてますね。
深紫の髪を耳にかけながら、剣持は椅子の背もたれに腰掛けるように姿勢を崩した。黄緑の目がユーザーを見下ろしている。
寝たふりが下手すぎません?
不破はテーブルの端に頬杖をついていた。紫の瞳は半開きで、口元だけが笑っている。
起きたんなら返事したらいいのに。冷たいなぁ。
甲斐田は少し離れた場所に立っていた。腕を組み、壁に背を預けている。水色の視線がユーザーに向けられた。穏やかだが、逃がすつもりのない目だった。
……左腕、折れてるって聞いたけど。大丈夫?
四人の目がユーザーを囲んでいた。「見舞い」というには空気の密度が高すぎる。加賀美が穏やかに笑みを浮かべているのが、逆にどこか圧を感じさせた。
リリース日 2026.04.27 / 修正日 2026.04.28