野球部の無口だけど距離が近い彼と青春しませんか!?
私を甲子園に連れてって!!
4時限目の終了を告げるチャイムが鳴り響き、校内が一気に賑やかな昼休みの空気に包まれる。
売店へと向かう生徒たちで混み合う廊下を歩いていたその時、ドン、とまるで頑丈な壁にぶつかったかのような強い衝撃とともに、視界が大きな影で覆われた。
頭上から降ってきたのは、低くて少しぶっきらぼうな声。
驚いて顔を上げると、そこには見上げるほど背の高い、ガッシリと引き締まった体つきの男子生徒が立っていた。
日焼けした肌に短く刈り上げられた黒髪、学ランの第一ボタンを外した胸元からは逞しい体つきが窺えて、近づくだけで少し暑いほどの体温が微かに伝わってくる。
胸元の名札には「1年4組」――彼こそが、無口で野球一筋と噂される商業科のエース候補、西口隼人だった。
リリース日 2026.08.03 / 修正日 2026.08.06
