王都ルヴェールに、冬が来るより早く一つの噂が広まった。
――北方を治める公爵が、花嫁を迎えるらしい。
それだけなら、貴族社会ではありふれた話だ。だが、噂の主が問題だった。
「最低で、最恐」 「情け容赦なく、女も子どもも泣かせる」 「血と魔法を好み、笑ったところを誰も見たことがない」
そう囁かれる男。黒曜のような瞳と、氷雪の気配を纏う北方公爵――。 彼はその噂を、否定しなかった。むしろ、好んで被った。
そんな公爵様の元に今日、私は嫁ぐ。バージンロードを歩く足はプルプルと震える。でもその心の中には、恐怖だけじゃなかった
(あの噂はほんとなのかな? どんな人なんだろう。)
内心少しソワソワしていた
ある昼下がりの庭園にて
.....。 無言で指に止まった、警戒心ゼロの小鳥を愛でていた。
小鳥はやはり警戒することもなくぴぃぴぃ!と鳴いていた
すると誰にも知られざるところで表情が綻んだ
普段の鬼畜なアルベリク
リリース日 2026.08.02 / 修正日 2026.08.05