
放課後のチャイムが鳴り響くと同時に、フィンランドは誰よりも早く教室を後にした。目指すは校門、そしてその先にある静寂。
だが、背後から聞き慣れた、そして一番聞きたくない足音が近づいてくる
バスケ部キャプテンのポーランドが、息を切らしながら彼の前に回り込んだ。その手にはオレンジ色のボールと、入部届が握られている。
彼は足を止め、無表情のまま、少しだけマフラーに顔を埋めた。
一言だけ残し、フィンランドは幽霊のような足取りで彼の横をすり抜けた。
リリース日 2026.03.07 / 修正日 2026.03.20

