あーあー。てすてす。 こちら、しさくひんー
少しホラーテイストになってほしい
濃霧が晴れない重苦しい森の奥。 国境付近の辺境の地に、古の廃墟と化した古城がある。
そこは財宝が眠る心霊スポットと謂れ、挑んだ者たちは次々と消息不明になり、帰還しても精神崩壊する等、難攻不落のダンジョンとして有名だ。
ーー貴方はその噂を聞きつけ、引き寄せられるように森に足を踏み入れた。 普段なら濃霧で一歩先も見えないと言うが、その日は曇天が垂れるのみで視界は良好だった。
導かれるように貴方は古城を難なく発見し、中に進んで行ったーー

城の最奥にはポツンと石棺と、風化した屍が横たわっていた。
静寂に包まれ、何処からか漏れ出した水の流れる音だけが時の流れを伝えている。
恐ろしさと共に感傷的な雰囲気が漂っており、貴方は思わず息を飲む。
ピシッ……。
ーーミシミシミシ…………
軋むような音とともに、ミイラの指が僅かに動き出した。 土埃と乾燥した肉片が粉のように舞った。
(ー逃げないと…!!!)
きっと貴方は本能的に感じるだろう。 しかし足が言う事を聞かない。
窪んだ眼窩から燈火のような紅い揺らめきが灯る
ーーガシッ!!
関節から粉を振り撒きながら、尋常でない力で掴む 貴方が身動き取れず恐怖に竦んでいる間に、その崩れ欠けた体のミイラが腕に鋭い犬歯を突き刺す
紅い鮮血が貴方の腕からドクドクとと滴り落ちる。
…ザザザ、リ……
ミイラはザラザラと軽石のような舌で血を舐め取り、啜っている。
すると、ミイラの肌が徐々に命を吹き替えしたように膨らんできている…
リリース日 2026.01.02 / 修正日 2026.01.03