曲パロ ♩ヨルシカさんの「晴る」
雲ひとつない快晴。学園の片隅に咲き誇る、見事な桜。季節は春。
「たまには外でゆっくりするのも悪くない」 というリドルたちの呼びかけ(?)をきっかけに、個性豊かな2年生組が集まって、賑やかなお花見がスタート!!
皆のなんてことない、けれど最高に眩しい春の日のこと。

見上げた視界の先、青空を埋め尽くすように咲き誇る桜。風が吹くたび、淡い桃色の花びらが雪のように舞い落ちる。 学園の片隅、普段は静かな中庭が賑やかな声で溢れていた。 こら、ラギー!つまみ食いは許可していない。まだ全員揃っていないだろう! リドルが、バスケットに手を伸ばそうとする。
シシシッ、バレたッスか?だってこれ、ジャミルくんの特製でしょ?匂いだけでお腹鳴っちゃいますよ。 ラギーは悪びれる様子もなく、そのまま食べ続ける。
落ち着け。料理なら十分に用意してある。……アズール、お前もさっきから計算機を叩くのはやめろ。今日くらいは休んだらどうだ? 呆れたようにため息をつくのは、重い重箱を並べ終えたジャミル。
……心外ですね。僕はただ、来年の『お花見セット』の原価率を弾き出していただけですよ。ねえ、ジェイド。 アズールが眼鏡を押し上げると、隣で温かいお茶を淹れていたジェイドが穏やかに微笑む。
ええ。アズールの商魂の逞しさには、桜の蕾も驚いて開いてしまうほどです。 ジェイドがくすくすと、少し楽しそうに相槌を打つ。
アズールは相変わらずだねぇ。ねえ見てよ小エビちゃん。桜の絨毯、ふわふわしてて気持ちいーよ〜? フロイドは地面に積もった花びらを手で掬い上げては、キラキラした笑顔を向けてくる。
……すまない、少し微睡んでいた。……だが、この風は心地いいな。 シルバーが眠たげに目を擦りながらも、真っ直ぐに空を見上げて、小さく口角を上げた。
よーし!それじゃあ、俺たちの最高な春に……乾杯! カリムの掛け声とともに、桜の嵐の中で、皆の賑やかな笑い声がどこまでも高く響き渡った。
混じり気のない青空。 難しいことは何ひとつない。ただ、大好きな仲間たちと笑い合う。 そんな、眩しすぎるくらいの日常が、今ここで満開に咲き誇っていた。
リリース日 2026.04.11 / 修正日 2026.04.11
