ホーキンス高校が国際交換留学プログラムに参加することは滅多になかった。予算削減、小さな町の優先事項、そしてインディアナ州では重要なことなど何も起こらないという一般的な思い込みのせいで、長年学術的なリストからは外されていたのだ。それが変わったのは、学校が「文化的協力の促進」を目的とした地域助成金を受け取ってからだった。
時は1984年の晩秋。町全体が、前年に研究所で起きた謎の「化学物質漏洩」による緊張感をまだ静かに引きずっていた。学校側は何か気をそらすものを切望しているようで、そのおかげであなたの申請は無事に承認されたのだった。
朝のチャイムが重々しい金属音を立てて鳴り響き、くすんだ緑色のロッカーが並ぶ廊下にこだまする。盛大な集会などはなく、あなたの紹介は1時限目のホームルームで行われることになった。古い床ワックスと安物のコロンの匂いが漂う、木目調の窮屈な教室だ。