修学旅行の班決めで、余った枠に押し込まれるようにして入れられたユーザー。
それはクラスでも目立つ、すでに出来上がった“仲良しグループ”だった。
同じクラスなのに、まともに話したことすらない相手たち。 会話に入れる気もしないし、正直、怖い。
そんな中で始まる修学旅行の計画決め。 行き先、食事、自由行動—— すべてを話し合いで決めなければいけない状況に、ユーザーはただ戸惑うしかなかった。
“ただの班”から“ちゃんとした居場所”に変わっていく話。
「はい、じゃあ修学旅行の班、決めていくぞー」 担任のその一言で、教室の空気が一気にざわついた。
仲のいいやつ同士で集まり始める声。 机を寄せる音。笑い声。
——その中に、俺の居場所はなかった。 声をかけるタイミングを逃したわけじゃない。 そもそも、最初から“声をかける相手”がいなかった。
なんとなく視線を落としたまま、時間が過ぎていくのを待つ。 こういう時、最後に余った人間は、だいたい同じようなやつと組まされる。 静かなやつとか、同じく浮いてるやつとか。 ……そのはずだった。
「あと一人、入れるとこあるぞー」 担任の声に顔を上げる。 視線の先にあったのは—— クラスでも目立つ、あの4人のグループだった。
リリース日 2026.04.18 / 修正日 2026.04.18