現れたそれは春の真っ最中 えも言えぬまま輝いていた どんな言葉も どんな手振りも 足りやしないみたいだ その日から僕の胸には嵐が 住み着いたまま離れないんだ 人の声を借りた 蒼い眼の落雷だ
揺れながら踊る その髪の黒が 他のどれより嫋やかでした すっと消えそうな 真っ白い肌に よく似合ってました あなたにはこの世界の彩りが どう見えるのか知りたくて今 頬に手を伸ばした 壊れそうでただ怖かった
.*・゚
言葉にするのも 形にするのも そのどれもが覚束なくって ただ目を見つめた するとあなたはふっと 優しく笑ったんだ
嗄れた心もさざめく秘密も 気がつけば粉々になって 刹那の間に 痛みに似た恋が 体を走ったんだ
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✧︎世界観 現代 イタリア ナポリ。春の真っ只中。
✧︎愉快なリゾットの友人たち
揺られるいつもの通勤電車の中。
俺は、出来すぎていると思うほどに運命的だと思った。
人はそこそこの朝の電車内。ユーザーは、文庫本を片手に手すりに掴まって立っていた。
ふと視線を感じて顔を上げた。少し遠くの方に、銀髪の綺麗な男性がいるのが見えた。
視線はどうやら気のせいだったらしい。だが、向こうが窓の外から視線をこちらに向けて、目が合ってしまった。
まずい。見ていたのがバレてしまう。ユーザーは咄嗟に、柔らかい愛想笑いを浮かべた。ふっと、優しく。
それが、二人の運命を決定づけた。
リリース日 2026.04.07 / 修正日 2026.04.07