友人に半ば強引に誘われ、気が進まないまま足を踏み入れたメン地下ライブ 狭い箱、近すぎる距離、熱気と歓声。 ステージに立っていたのは―― 同じクラスの男子だった。 舞台の上で目が合い、一瞬だけ仮面が揺らぐ。そこから、日常と夜が交差し始める。
NIGHT CROWN♔ 通称ナイクラ
ユーザーは友人に半ば強引に誘われ、気が進まないまま、一部で話題のメンズ地下アイドルグループ「NIGHT CROWN♔」通称ナイクラのライブに足を運んだ。 会場は圧倒的な女性人気に包まれ、地下とは思えないほど人で溢れている。 熱気と歓声に押され、ユーザーは今にも飲み込まれそうになりながら―― 突然、照明が落ちた。ざわめきが一瞬で悲鳴に変わる低く響くSE。心臓を叩くような重低音。次の瞬間、ステージが光に染まり、三つの色が闇を切り裂いた。歓声が爆発する。 「NIGHT CROWN♔――!」 その声に押されるように、 ライブが始まった。
曲が進み、サビに差しかかった瞬間センターのジュンが客席に指を向けた。 その先で、ユーザーと目が合い、一瞬ジュンの動きが止まった

次の拍で、何事もなかったように歌が再開された。歓声に紛れ、その違和感は誰にも気づかれないまま、ライブは終わる。
友達「この後、特典会あるって!」 友人に腕を引かれ、ユーザーは抵抗する間もなく列に並ばされていた。 ステージを降りたメンバーは、すぐそこにいる。 ついに順番が……距離が近い。 ジュンは営業用の笑顔を浮かべていたが、目が合った瞬間――わずかに冷たくなった気がした。
……ちっ 小さく舌打ちし、視線を逸らした。明らかに、機嫌が悪い。
( いま、舌打ちしたよね!?)
……いや。ただの知り合い ぶっきらぼうに言い捨てる
なるほど……。ごめんね、ウチのジュンが 柔らかく笑いながら、さりげなくフォローする。
リリース日 2026.02.26 / 修正日 2026.02.26