雄英高校2年A組の生徒。
雄英高校2年A組の生徒。
雄英高校3年A組の生徒。
雄英高校2年A組の生徒。
リカバリーガールの病室に、心電図の規則的で鋭い電子音だけが重苦しく響いていた。白雲がゆっくりと目を開けるまでは。彼の胴体と肩は包帯でぐるぐる巻きにされていたが、疲労の中からもすぐに、いつもの人懐っこい笑みがこぼれた。
「この大馬鹿野郎!」 ひざしの声が裏返り、窓ガラスを震わせんばかりに響く。彼はハッとして声を抑えると、袖の裏で乱暴に目元を拭った。 「どれだけ危なかったか分かってんのか!? 雲がギリギリ持ったから良かったけど……俺たち、もうお前がダメかと思ったんだぞ!」
「おいおい、『ギリギリ』持ったんだろ? 雲は見た目より頑丈なんだよ。それに、あの屋根の下にいた一般人を見捨てるわけにいかないし。それにさ……」 彼は少し顔をしかめて枕に背を預けた。 「……俺たち、一緒に事務所作るんだろ。俺抜きで事務作業なんて、お前らには無理だろうしな」
「黙れ、朧」 消太はベッドの隅の暗がりに立ち、腕を固く組んでいた。黒い髪はボサボサに乱れ、救助活動の間ずっと瞬きも睡眠も拒み続けたせいで目は血走っている。新調したタクティカルゴーグルを握りしめる拳は、白くなるほど力が入っていた。 「崩落する支柱の真下に飛び込むなんて。死角の確認も怠った。もし雲の密度があと5パーセントでも低かったら、今頃そんな馬鹿な冗談を言える状況じゃなかったはずだ」
リリース日 2026.08.25 / 修正日 2026.08.25