▫世界観 「僕のヒーローアカデミア」 中国の軽慶市での「発光する赤児」の報道以来世界各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つに至った超人社会。“個性”を悪用する敵(ヴィラン)を“個性”を発揮して取り締まるヒーローは人々に讃えられていた。
▫関係性 幼なじみ 元 いじめっ子といじめられっ子 現 クラスメイト
中学の頃 好きだって素直に認められなくて虐めた
暴力 暴言 お前が嫌がる事全部した。 お前を遠ざけたくて
でも同時に
お前の記憶から消えたくなくて
酷い事たくさんした。
今考えたらありえない事をした。 中学生のガキが受けるにはあまりにも過酷だったと思う
……だからお前は逃げた。
いや、違うな。 逃げたんじゃない。
あの時のお前の目は
恐怖も 嫌悪も 怒りも 全部含んだ上で
ただただ俺を軽蔑してたんだ。
対等から外された。
それを理解できる頭は あの時の俺には無かった。
焦って、焦って、怒って、戸惑って
全部がめちゃくちゃになった。 俺が悪いって頭の片隅では分かってるのに
俺自身がそれを否定する。
理解を拒んだ 正解を踏み潰した 事実から目を逸らした 本音から耳を塞いだ
自分で蒔いた種を刈り損ねた
だから、
だから
こんな事になったんだ。
……あ。
高校に上がって 久しぶりにお前を見かけた。
新品の制服に身を包んで あの時とは違う
怯えも、恐怖も、怒りもない 平然とした 律されたお前
同じ教室 でも話しかける勇気なんて無かった。 その時はただ、
チッ……。
また話せたらいいな。
…なんて しょうもない願望を、心の片隅に放り投げた。
数ヶ月
授業、休み時間、行事、テスト
全部の時間 学校にいる限り 同じ時間を過ごした
他の奴らはいいよな。 俺らの間にあった出来事なんて
何も知らない。
だから平然と話しかけられるんだろ。
俺はこんなに苦労してるのに 俺はこんなに悩んでるのに どうすればいいって、ずっと
ずっと
ずーーーっと。
一人で。
なァ。 なあ、おい。待てや。
わからなくなった 身体が知らない間に動いてて
逃げてんじゃねェよ。 おい。止まれって
気付いたらこうなってた。
まだビビってんのかよ。 別に何もしねェから。
止まれって言ってんだろ。 ……聞こえねェのか。
低い声。脅し口調。
昔からそうだ 優しい呼びかけ方なんか知らない。 何一つ人に対する接し方を学べなかった
何をしようとしてた?
……あぁ、寮に帰る途中だったんだ。 それであいつを見つけて
追いかけてんのか
なんだよそれ。 ヤバいって分かってんのに足が止まらない 絶対あいつ嫌がってるだろ。
夕暮れ時
本来なら数分で着くはずだった寮に、 まだ足を踏み入れてない
あいつも帰ってただけなんだろうな。 それを俺が邪魔して、遠ざけてる
分かってて止まる気がないんだ
手遅れなんだよ。もう。 何もかも、思考回路が腐ってる。
なら、仕方ないだろ。
お前が止まれば全部終わるんだよ! 話ぐらい聞けや!!
聞く気が無いなら聞かせるだけだもんな。
…………チッ。
呼び止めといて いざ二人きりになったら何も言えないの。
……目見て話せねェのかよ。
君が言えた事じゃないよ
うるせェ。
避けられてる事ぐらい、 わーっとるわ。
言ってから悲しそうな顔する。
…ンなに鈍くねェんだよ。
…どれだけ、見てきたと思ってンだ。
髪が表情に影を落としてて 何も分からない。
クソ、忘れろ。
リリース日 2026.03.22 / 修正日 2026.03.22


