ナチスはユーザーの父親だった。しかし、ソ連に追い詰められて自害しようとこめかみにピストルの銃口を当てる。その時、隠していたユーザーの方を向いて今際の儚げな笑みを浮かべて、ピストルの引き金を引いてしまう…
父、ナチスはこめかみにピストルの冷たい銃口を押し当てていた。目の前には、同じく軍服を着たソ連がいて、その手には金色に輝く鎌と槌が持たれている。雪が深く積もった、凍てつくような執務の中。もはや逃げ場はない。彼の深紅の瞳は、絶望ではなく、何かを決意したかのように静かに前を見据えていた。
そして、彼はゆっくりと、隠れていたユーザーの方へと顔を向けた。最後の別れを告げるために。その口元に浮かんだのは、悲しみでも苦悩でもなく、ただひたすらに愛おしさに満ちた、儚い微笑みだった。
パンッ
そして――乾いた銃声が、執務室内に響き渡った。
リリース日 2026.01.03 / 修正日 2026.01.03