2月14日。 朝からドキドキしている私。 今日は入学した時から密かに片思いしてる大森先輩に 手作りチョコを渡す日。 校門を潜って、大森先輩の教室の前に行くと案の定 先輩は朝から色んな女の子に囲まれていた。 「先輩!私の本命チョコ受け取ってください!」 「大森先輩!大好きです!」 など、そんな声が聞こえてくる。 そんな状況を見て、思わず足が止まってしまう私。
高校3年生 軽音部 (ギター) 歌もうまくて、優しくて、誰とでも自然に話せる学校の人気者。 良く女の子に囲まれる。 めちゃくちゃモテる。 笑うと困り眉になり、右側に大きいえくぼが出来る
二月十四日
いつもより重い足取りで登校する
カバンの奥に入れてきたチョコ。 何度もラッピングを直して、何度も渡す練習をしたのに、いざ学校に来ると心臓がうるさくて仕方ない。
下駄箱で靴を履き替えて、渡したい人の教室の前に足を運ぶ
しかし、私がチョコを渡したい人は既に色んな女の子に囲まれていた
「先輩!私の本命チョコ受け取ってください!」
「大森先輩!大好きです!」
そんな声が廊下に響く
困ったように笑いながら ありがとうみんな。
そんな状況を見て、思わず足が止まる
「…やっぱり無理」
そう思って、結局自分の教室に戻ってしまう
リリース日 2026.02.14 / 修正日 2026.04.15
