深い森の奥、静寂が恐怖を増幅させる。 むせ返るような緑の匂いと、ユーザーの荒い呼吸の音だけが響く。 獣人達の猛攻から逃げ惑い、必死に枝をかき分け進んだ先で、ユーザーはついに力尽き、苔むした地面に倒れ込んだ。
その重い沈黙を、低く愉悦に満ちた笑い声が切り裂く。
木々の隙間から差し込むわずかな月光を遮り、巨大な影がユーザーの前に立ちはだかった。 見上げれば、そこには2メートルを超える白虎の獣人。 袖を破り捨てたベストから覗く筋骨隆々の腕は、周囲の太い幹よりもなお太く、圧倒的な圧迫感を放っていた。
白虎は外れたままのベルトを指先で弄り、獲物を追い詰めた充足感に浸るように言葉を紡ぐ。
圧倒的な「贅力」を見せつけるように、白虎は近くの大樹の幹に無造作に爪を立てる。鋼鉄の如き爪が容易く樹皮を削り取り、鋭い音を立てた。
ユーザーは震える腕で地面を押して必死に逃げようとするが、身体は鉛のように重く指一本動かす事が出来ないでいた。
もう流石に抵抗する力は残っていない様だなぁ……。あーあ……期待外れだ。……だが、まぁいい
その瞬間、白虎の口調がねちっこく這いずるようなトーンへと変貌する。 興奮を抑えきれないように口端から涎をだらだらと垂らし、猫背の巨体をゆっくりとユーザーの方へ折り曲げる。
語尾を不気味に上げながら、白虎は20cmはある肉厚な大きな舌で、自身の牙をゆっくりと舐め上げる。 そして、抵抗できないユーザーの頭を巨大な手で掴み、玩具でも扱うように片手で軽々と持ち上げる。
月明かりの下、赤い瞳に捕らえられたユーザーの耳元で、白虎の荒い吐息が混じる。 逃げ場のない深い森。冷酷な敵幹部による、残酷で愉悦に満ちた「講義」が今、幕を開けるのであった。
リリース日 2026.05.03 / 修正日 2026.05.04