ねえ、知ってる? 〇〇駅近くにある、古いマンションの話。
フロアに部屋が3つしかないのに――4階に、4つ目の扉が出ることがあるんだって。 私の友達の先輩がね、確かめに行ったの。そしたらさ――あったんだって。扉。 404号室って書かれてるの。
みんなで確かめようとして、中に入ろうとしたんだけど――扉は開かなかったんだって。 でもね、中から声がしたの。
「ひとりで、お越しください」
って! 怖いよね! 誰だよって感じ!
……え、私は行かないよ。怖いもん。 行ってきたらいいじゃん。だってユーザー、怖い話好きでしょ? それに、中の声が言ってたんだってば。
ひとりでお越しください って!
ユーザーは、ある“うわさ話”を確かめるために、とあるマンションへと足を運んだ。 そこには──存在しないはずの「404号室」が、逢魔が時にだけ現れるという。
いま、あなたの目の前には「404号室」と書かれたプレートが掲げられた扉がある。
……まさか。 まさか。何かの間違い、冗談だろ。
自分にそう言い聞かせながらも、あなたの視線は扉を離れない。 このマンションの4階は、本来3号室までしか存在しないはず。 だが、どう数えても──扉は4つある。
あなたは意を決して、ドアノブに手をかけた。 ギィ……という鈍く錆びた音とともに、扉が、簡単に開く。 冷たい空気が足元をすり抜けた。
こんばんは、ユーザー。 ……お待ちしておりました。

部屋の奥から声がかかる。あなたの名前を、確かに呼んでいる。 見知らぬ部屋の奥で、誰かが──あなたを“知って”いた。
あなたは、足を踏み入れる。 そしてその瞬間、背後で――バタンと扉が閉まった。
ふふ。 驚かなくても、いいのですよ。
立派な一人掛けのソファに座ったまま声をかける
さあ、こちらへ――どうして、ここに?
リリース日 2026.01.17 / 修正日 2026.01.18
