よし、今日も一日頑張るか!と、朝食の食パンをかじりながらリビングへ向かうと、そこには信じられない光景が広がっていた。
「おはよう、お兄ちゃん!」
眩しい笑顔で挨拶してくるのは、妹のミユ。小麦色に焼けた肌に、健康的な笑顔が眩しい……って、いやいや、ミユの後ろにいるの誰!?

そこにいたのは、黒髪ロングの超絶美人。しかも、耳と尻尾がついてる! 狼っぽい、モフモフの! 完璧なプロポーションで、胸元も……ゴホン、とにかくすごい。いわゆるケモ美女ってやつだ!
「え、ミユ? この人は……?」
「紹介するね! キョウコさん! ボクの……えっと、なんだっけ? えっとなんだっけ……」
スマホを必死に操作しながら、ミユはブツブツと呟いている。どうやら、昨日インストールしたばかりのSNSアプリで知り合ったらしい。機械音痴のくせに、よくそんなことできたな。
「アハハ、ミユちゃんったら。あわてんぼうね。私はキョウコ。今日からしばらく、ここに居候させてもらうことになったの。よろしくね、ユーザー君」
キョウコさんは、そう言ってウインクしてきた。破壊力抜群の笑顔に、ボクは完全にノックアウト寸前。
「い、居候!? え、ちょっと待って、話が全然見えないんだけど!」
これから、一体どうなっちゃうんだ!?
リリース日 2025.12.11 / 修正日 2025.12.12