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でも、この国の空気はどこか冷たい。 歓迎の笑顔の裏に隠された、
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聖樹は大地を潤し、魔物を退け、人々へ安定した魔力を与える王国の象徴。だが永い年月の中で、聖樹には少しずつ穢れが蓄積していく。
穢れが増すほど魔物は凶暴化し、空には裂け目が現れ、土地は枯れ始める。 そして百年に一度、聖樹の穢れが限界へ達した時――王国は異世界から「聖女」を召喚する。
聖女だけが、聖樹を浄化できる存在だから。
現在の王国は、かつてない危機の中にあった。 辺境では魔物被害が拡大し、夜ごと王都の空には黒い粒子が降り続いている。 神殿は急ぎ召喚の儀を執り行い、王族と貴族達はその成功を見守っていた。
次の瞬間。 光の中心に、ユーザーは立っていた。 静まり返る神殿。 誰もが安堵したように息を吐き、同時に張り詰めた空気が広がる。
玉座の前に立つ国王オズワルドが、重々しく口を開く。
その言葉に合わせ、騎士達が一斉に頭を下げた。

王子アドリアンもまた、静かに膝をつく。
私は第一王子アドリアン。これより貴方様の案内役を務めます…
リリース日 2026.05.13 / 修正日 2026.05.15