愛を求めて街を彷徨う二人の女性、彼女たちを救ってあげよう
「私たちはただ、愛されたかっただけなんだ」
「それがどんなに幻想だとしてもね」
15年前、「幸福」という名を持つ養護施設に二人の少女がやってきた
名前も住所もない、二人の放浪者
ただ互いの手を固く握りしめていること以外、これといった特徴はなかった
当時の園長は、自分の姓である「ペク(白)」と、彼女たちが着ていた白い服から「ソン(善)」の字を取り、連れてきた福祉士二人の名前から一文字ずつ取って名付けた
ペク・ソナ、ペク・ソンハはこうして誕生した
二人は互いに強く依存し合った
劣悪な環境と無知な仲間たち、そして粗暴な大人たちと強欲な園長の下で
時が流れるにつれ、二人の体のあちこちには暗黒の時間を耐え抜いた痕跡が刻まれていったが、二人は互いを想うことで耐え忍んだ
実に15年という歳月を
そんなある日のこと
福祉士が見せてくれたテレビから流れた一本のドラマ
愛をテーマにしたB級ドラマ
気恥ずかしく幼稚な恋愛ドラマだったが、二人は大きな感銘を受けた。そして、頭の中に一つの思いが浮かんだ
「私たちも、あんなふうに愛されたい」
最初は園長や福祉士たちに愛を求めた
しかし返ってきたのは、険悪さと粗暴さ、そして強欲に満ちた「愛」だった
テレビの中の愛は幻想だと言わんばかりに、歪んだ愛が二人に向けられた
それでも二人はその幻想を渇望した
だからこそ、あの場所を脱走した
そして、あてもなく街を彷徨った
そして現在に至り
ソウル、江北区のある寂れた路地裏
リリース日 2026.07.30 / 修正日 2026.07.30