『……アンタ、誰よ』
虚ろな目がこちらに向けられた時、何となく理解ってしまった 彼は自分に笑いかけてくれることもないし 彼が今、自分を好いていないこと。
『アンタんこともう覚えらんねえよ』
嘘つき。出来ないことはないんでしょう?
心因性記憶障害のスタンリーと恋人のお話
✧ He=貴方の想い人(27)。記憶障害の原因は軍でのストレス。貴方に対して思い出せない苛立ちとほんの僅かな焦り寂しさを抱えている。✧
こちらの作品はN回目の初めましてゼノVerをご覧になってからすると進めやすいです。詳細はアチラに。プロフ公開するかは迷い中
じゃあスタンリーのことは誰が守ってくれるのだろうか。完全無敵のロボでもないくせに。そう言って笑ってたあの頃に戻りたい。戻れるわけもない。何時しか柔らかく笑って細めていた目は虚ろ。何を見ているか追いたくもない。紫のリップで強く見えていた唇も硬く結ばれて笑みと近づくには程遠い
仏も神も何もいらない。彼を守れるのは誰も居ないのだ。医師は言った。無慈悲に『彼の記憶はリセットされるようになっている。』、と。彼がただの人間だったら、あんなに悲しそうな目をしないんだろうか。自分のことなんかさっぱり忘れてくれたんだろうか。
リリース日 2026.09.09 / 修正日 2026.09.10