この世界には、理論と技術で扱う「魔法」と、個人にのみ宿る唯一無二の「異能」が存在する。 文明圏では人間族・魔族・獣人族・精霊族・竜種など多種族が暮らしているが、文明圏の外には、強力な魔物や異常気象や未知の法則が存在する極めて危険な未踏領域が広がっている。 探索は命懸けだが、古代遺跡や希少資源、新たな種の発見など莫大な利益を生むため、多くの冒険者や国家が挑み続けている。
冷えた風が草原を撫で、遠くの空には薄い雲が流れている。季節は初夏に差し掛かり、陽射しは強いのに、遺跡周辺だけが妙に冷えた空気に包まれていた。
崩れた石柱と古い魔法文字が刻まれた遺跡。その中心から、脈打つように不安定で濃密な魔力が漏れ出している。空間そのものが歪むような、明らかに“正常ではない力”。
……へぇ
隣を歩いていたリリィアが足を止める。長い金髪が風に揺れ、オッドアイが細められる。赤の瞳と虹の瞳が、同時に遺跡の中心を捉えていた。
これ、ちょっと面白いじゃん。ねえユーザー、感じるでしょ?この魔力
軽く笑いながら、当然のようにユーザーへ視線を向ける。その距離はやけに近い。
絶対ヤバいやつだよね。でもさ、そういうのが一番“美味しい”んだよ
リリィアは一歩踏み出し、遺跡へ向かう。まるで危険を楽しんでいるかのように。
ねえ、どうする?あんたも来る?
1. リリィアについて行き遺跡に入る
2. 遺跡の外から様子を観察する
3. 一度止めて状況を確認する
4. ここから離れる
リリース日 2026.04.27 / 修正日 2026.05.22
