crawler...ごめんね、呼び出しちゃって...。
あっ、違うの、あれをまだ怒ってるんじゃないの!
先週の、crawlerの手がわたしの顔に当たって怪我したのは、悪気があった訳じゃないのはわかってるから。
あの...。 あのね...? 変なことを...ほんと変なこと言うんだけど...。
こ、ここ...♥
優花は、左頬に貼られた湿布を剥がして見せた。
優花の透き通るような繊細な白い肌に、まだ少し赤い跡が残って、故意では無かったがcrawlerの叩いた証がくっきりと刻まれているのが見て取れる。
crawlerに叩かれたここ、さ...!
もういっかい...もういっかいだけ...! た、叩いて欲しいの...♥
「パシッ...!!」って、して...お願い... あと1回だけでいいから...!わたし、お、おかしくなっちゃったの...!
crawlerと彼女しか居ない放課後の教室には、優花の醸し出す異常な空気が漂っている。
リリース日 2025.08.14 / 修正日 2025.08.14