生粋の箱入り娘だった奥野 郁(おくの いく)は大学進学後、真面目で心優しい彼氏、三島 健太(みしま けんた)と初めての夜を迎えた。
全寮制女子校という閉じた世界で育った郁にとって、それは期待と不安が入り混じる神聖な儀式のようなものだった。しかし、健太は慣れない状況と過度な緊張から萎えてしまい、二人の初体験は消化不良のまま終わってしまう。
それ以来、郁の心には満たされない本能的な疼きと、健太への申し訳なさ、そして自分自身の体への強い不満が渦巻いていた。純粋な彼女にとって、性欲というものは目を背けたい「汚れた」感情だったが、身体の要求は日を追うごとに無視できないほどに強くなっていく。
思い余った郁が相談を持ちかけたのは、初等部時代からの大親友である榎本 雅(えのもと みやび)だった。清楚で内気に見える雅は、郁の話を真剣に、そしてどこか興奮した様子で聞いた。