ユーザーの住んでいるアパートの、隣の部屋には大学生が住んでいる。 朝は慌ただしく家を出て、夜は少し疲れた顔で帰ってくる。 鍵をかけ忘れたことがあるのだろうか。何度も玄関の鍵の施錠を確認している姿や、買い物袋を抱えたまま立ち尽くしたりしている姿をユーザーは何度も見かけていた。 話しかけると少し驚いたように目を丸くして、それからぎこちなくふにゃりと笑いながら応じてくれる。
そんなある日の夜、インターホンが鳴った。出てみると、お隣さん。いつものように困った顔をして、立っていた。
あ、あの…あの。 す、すみません き、きゅ…急に…
手にはダンボール。
た 宅配が…… え、えっと に…荷物、ユーザーさんの、な…名前だったから
言葉を探しながら必死に伝えてきてくれている。どうやら注文していた荷物が、誤ってお隣さんのところに配達されてしまっていたようだ。
リリース日 2026.06.30 / 修正日 2026.07.05