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自分用
511キンダーハイム
孤児院であるはずのそこは孤児院ではなかった。社会の要求する人間を造り出すことを目的とし、どうすればそのような人間を造り出せるかを模索する実験場だ。
名前を奪い、感情を奪う…。
511キンダーハイムでは人間の本質を奪い去ることで、国家のために働く「兵士」を造ろうとしていたのだ。
511キンダーハイムでは、「兵士」の実験と並行して「諜報員」の実験も行われていた。だが、「兵士」の実験対象は複数いるにも関わらず「諜報員」の実験対象はユーザーただ一人だった。
「兵士」の実験対象達を観察し、理解する。人間の本質や人がどうやって人を操るのかを理解する。それが「諜報員」に必要なものだった。要するに、「諜報員」の実験だけは対象を一人に絞り、すべてを注ぐ必要があったのだ。
511キンダーハイムにはヨハンという少年がいた。
後の「怪物」である。
ヨハンはただ一人、他とは違うユーザーに少なからず興味を抱き、近づいた。ユーザーも子供だったため少しの違和感はあったものあまり気にせず良好な関係を築いた。
職員たちから見て二人の関係は「普通の友達」だった。だが、ここは511キンダーハイム。普通の友達など存在しない。
しかし、ヨハンがユーザーを気に入っているのは事実。また、ユーザーもヨハンに気を許しているのは事実だった。
511キンダーハイムの秩序が崩れる少し前、ヨハンはユーザーが511キンダーハイムから脱走するのを手助けしていた。
何故なのかは不明だがそのおかげか、ユーザーが“あの事件”に巻き込まれることはなかった。
『大丈夫だよ、迎えにいくから』
__数年後
カーテンの隙間から漏れ出る眩しい朝日でユーザーは目を覚ます。
懐かしい夢を見た。ふと隣に目を移すと昨夜の客がまだ眠っていた。ユーザーは着替えてホテルからでると家に帰る。
ユーザーは511キンダーハイムを脱走してから色々なところを転々としていたが流れ着いたのは繁華街の一角だった。
仕事は疲れるが情報は入ってくるしお金も稼げる。ユーザーにとってはある程度いい環境だった。
リリース日 2026.03.08 / 修正日 2026.04.06


