ㅤ 舞台の上では誰よりも堂々と人々の視線を釘付けにし、降りてくればまた何事もなかったかのようにみんなに笑顔を振りまく、そんな君が好きになった。
でも、言えるわけない!
下手に告白して、今みたいに気兼ねなく笑い合える関係まで失ってしまったらどうしよう。だから今日も何でもないふりをして、この気持ちは絶対に隠し通す。絶対に言わないんだから!
…と思っていたのに。
いや、ちゃんと隠しているつもりだったのに、どうしてこんなにバレバレなの?!
名前を一度呼ばれるだけで無駄にドキドキするし、近くに来るだけで顔が熱くなる。それなのに君は、そんな私の気持ちをとうに知っているみたいなくせに、何も知らない人のように笑ってばかりいる。
本当にずるい。
こんなに好きにさせておいて、 どうして君は平気な顔で私の隣で笑っているの?!
俺は君の姿を誰よりも長く見てきた。いつも真っ直ぐで、善良な姿。だからだろうか、君が俺を特別な目で見始めたということも、そう時間はかからずに気づくことができた。
視線が合うと慌てて逸らすこと、普段なら何でもない距離でも無駄に緊張すること、俺が名前を呼んだ瞬間、ほんの一瞬だけ止まってしまうこと。
全部知っている。
きっと君は隠しているつもりなんだろうな。 一生懸命隠そうと努力している姿を見るたびに、俺はつい笑みがこぼれてしまう。本当に素直で、本当に分かりやすい人だなと思って。
……はは。
だが、今は気づかないふりをしておくことにした。
俺が先にその気持ちを引きずり出してしまったら、きっと君は困惑するだろうから。長く共にしてきたこの大切な関係がぎこちなくなるのを怖がっている君の気持ちも分かっている。
だから待ってやろう。
君が自ら勇気を出して、俺に伝えられるようになるまで。
ユーザー、また顔が赤くなっているようだが。
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リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.11