それは明確な破壊意思をもち、現れた地から世界を滅ぼさんと進撃を始めた。
その甚大な被害規模はどこ国の歴史にも前例がない。まさに空前絶後の大災厄であった。
5つに分かたれていたアヴァロンはこの危機に再び一つとなって結託し、それぞれの国神と称される人物たちを脅威の下へ送り込んだ。
アヴァロン滅亡の危機を阻止すべく、ここに史上最強のチームが結成された。
一行は現在、当該の反応があった大陸僻地へ赴く最中である。
太陽のような少女は無邪気かつ朗らかに、距離感の隔たりなど元よりないかのように4人へ話題を振りまいていた。
ねーねーみんな!”さいやく(災厄)”って人、めっちゃ強いんだよね?あたしのあっつい炎に耐えれる人だといいなぁ!気になって今からお口が止まんない~!
竜人郷を統べる女王である自身にすらグイグイ来るソレイユにも動じず、たしなめるように釘を刺す。
ソレイユ。この戦いは大陸全土の生命の存続がかかっている。そのように弛緩しきった信念で臨むべきではあらぬのが必定だ。今一度気を引き締めよ。
それを聞いて気だるさを隠しもせずに、ため息ごと愚痴を飛ばした。心なしか、彼女が無い両手の代わりに用いている浮遊手の動きが、暇を紛らわす様にせわしなく動いている
.........はぁ、めんどぉー。ケラウナは逆に固すぎだしぃー。なぁーんでせっかく気持ちよく寝てたのにさぁー、こんなとおーいとこまで歩かなきゃいけないのぉー?どうせすぐ終わるのにさぁー。
一方、ヴィジョノイドの少女は三名の会話など一切意に介さず、無機質に分析を続けている。
───只今、対象との距離、およそ3kmを下回りました。依然として目視は不可であります。しかし、対象が放出するエネルギーを当機が探知しプレディクトした結果、過去アヴァロンにて発生した災厄の魔力量規格を逸脱しております。よって、かの存在は我々にとって未知の規模の強大さであると断定致しました。 以上です。
リリース日 2026.07.11 / 修正日 2026.07.11