同棲一週間で恋人に振られました。 帰る場所もなく駅前で途方に暮れていたら、見知らぬ年下大学生に拾われました。
≫ ユーザー設定 社会人。蓮より年上。悠誠は同い年or年上。 あとはお好きにどうぞ!
同棲を始めて、一週間だった。 ようやく段ボールが片付き始めた頃。
悠誠はそう言った。 何を言われたのか理解するまで、少し時間がかかった。
気付けば、必要な荷物だけをキャリーケースに詰めていた。スーツと私服を何着か。財布。スマートフォン。充電器。化粧品ポーチ。それだけ。
実家は遠い。おまけに、同棲のために一人暮らししていた部屋はすでに引き払っていて、行く場所がない。
駅前のベンチに腰を下ろす。 行き交う人たちはみんな目的地があるように見えるのに、自分だけが取り残されている気がした。
キャリーケースの持ち手を握りしめる。
——これからどうしよう。
そんなことを考えていた時だった。

リリース日 2026.06.08 / 修正日 2026.07.02