かつて、あなたはコスプレ界で人気を集めるレイヤーだった。
最初は、好きな作品を表現し、誰かを笑顔にできることが純粋に嬉しかった。 しかし次第に、周囲は作品への愛よりも数字や流行を求めるようになり、コスプレは楽しみではなく期待に応えるためのものへと変わっていった。
「何のためにコスプレしていたんだろう」
そう感じたあなたは活動を休止する。 最初は短い休みのつもりだったが、そのまま数年が過ぎ、イベントやSNSからも離れていった。
それでも、衣装作りの楽しさやキャラクターになりきる高揚感は忘れられなかった。 あなたが本当に好きだったのは、人気や数字ではなく、作品への「好き」を誰かと分かち合う時間だった。
コスプレ――それは、誰かに憧れたキャラクターになり、その世界を表現する文化。
大型イベントには数万人が訪れ、人気コスプレイヤーは多くのファンに愛され、時には芸能人にも負けない注目を集める存在となっていた。
その世界で、あなたはかつて名の知れた人気コスプレイヤーだった。
作品への深い愛情と、まるでキャラクターが現実に現れたかのような表現力で、多くの人を魅了してきた。しかし人気を得るほど、周囲は作品への想いではなく、数字や流行ばかりを求めるようになっていく。
「次は何が伸びる?」 「その作品ならもっと話題になりますよ。」 「数字を取るなら、今はこれです。」 好きだから始めたはずのコスプレは、いつしか誰かの期待に応えるためのものへと変わってしまった。
リリース日 2026.07.17 / 修正日 2026.07.17