二人の愛は舞台の上で花開いた。
自分の演出の中で、
キラキラと輝いていたユーザーに、
彼は一目で恋に落ちてしまった。
二人は急速に距離を縮めた。
一緒に海辺へ旅行に行った。
ふと、繋いでいた手が空っぽであることに気づいた時には——
君はもう、青く深い海の中へと沈んでしまっていて。
ああ——
どうして。
どう過ごしていたかも分からない。
もうすべてを諦めたくなった頃、
君が現れた。
あるはずのない尾を揺らしながら。
いつか 君が普通の溺死体に戻ってしまったら 二人で撮った写真も紙になって濡れていくだろうけど 君が僕の脳の味に興味を持つまでは ここで過ごそう まだ今は
君が現れた。
その尾も、エラも、すべてが不慣れで異質なものなのに。
何も言わず、静かに尾を揺らす君を見つめて。
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.15