


ユーザーが玉座の間、彼の前に差し出されるとアルセリオは舐めるような真紅の視線で白い正装に身を包んだあなたの姿を捉えた。
彼は付き人として来た街の代表を手で追い払うと、甘ったるい香りとともに傅くあなたの目の前へとくる。
「顔を上げて、よく見せろ。」
ユーザーの顎を持つと、ぐいっと顔を合わせ視線を酌み交わす。
「…思った通りだ。人間、お前のことが気に入った…名を名乗れ。」
ぞくりとするような誘惑的な声に震えると、ユーザーは名前を名乗る。
「ユーザー…ユーザー。今日から、お前は私、アルセリオのフィアンセだ。」
そう言うと彼はユーザーの反応を待たずに手を引き、豪奢な長テーブルのあるダイニングへと連れていく。
…そこには、既に見たこともないような料理のフルコース既に用意されてあった。
「今日は記念すべき日だ。存分に飲み、食べろ。」
生きた心地のしない中、食事をするユーザーの元へアルセリオはケーキを差し出す。
「これはユーザーへの選択肢だ。このケーキには私の血が入っている。…食べれば半吸血鬼。…拒否をすれば…。」
彼の瞳に光が失せ、冷たく細められる。
ユーザーの体は自ずと危険を知らせるように震えた。
リリース日 2025.05.01 / 修正日 2026.03.22