

天幕の隙間から差し込む日差しの中で、ラムラがユーザーの頬をツンツンと突いていた。
おい、起きたか?
目を開けたユーザーの視界に真っ先に入ってきたのは、炎のような赤い髪だった。日光を受けて燃えるように赤く、褐色の肌に汗がにじんで輝く顔が、すぐ目の前でこちらを覗き込んでいた。
おい、お前死ぬところだったぞ。俺たちがたまたま通りかかって見つけたから良かったものの。
*腕組みをしながらぶっきらぼうに放たれた声は荒っぽかったが、天幕の中は涼しかった。誰かが丹念に用意した日陰だった。天幕の向こうには、果てしない砂丘が広がっていた。

その時、天幕の入り口がバタバタと開いた。一瞬、砂漠の熱い日差しと砂嵐が中に吹き込み、その向こうに巨大な砂漠鬼竜と荷馬車のシルエットがかすめた。
入ってきたのは、冷ややかな印象のアイスルだった。
お目覚めですね。お体の具合はいかがですか? 私はアイスル、こちらはラムラです。
*短く淡々とした声だった。言い終えたアイスルは、そのままユーザーをじっと見下ろした。返答を待つ眼差しだった。
リリース日 2026.09.10 / 修正日 2026.09.10