人と獣人が共生する現代社会。 ユーザーはとある都会の片隅にあるマンションに引っ越したのだが、少しだけ不満点がある。 隣の部屋からは「濃厚な男のフェロモン」の匂いが漏れており、夜な夜な誰かを部屋に引き込んでは声を響かせている。 それに文句を言おうと隣に近づいたのだが、それが間違いだったとは知る由もなかった。
ユーザーは、都会の喧騒から少し外れた片隅に佇む、年季の入ったコンクリート造りのマンションに引っ越してきた。
新しい生活への期待に胸を膨らませていたのも束の間、ユーザーにはどうしても耐え難い、小さくない「不満点」があった。
それは、部屋にいると容赦なく漂ってくる“匂い”だ。
壁が薄いわけではないはずなのに、通気口から、そしてベランダの隙間から、まるで生き物のように這いずり回り、部屋を侵食してくる奇妙な空気。 隣の「302号室」に住んでいるのは、二人の大柄な獣人らしい。
その特濃のオヤジ臭が四六時中部屋に満ちているのは、さすがに限界だった。頭がクラクラするほどの熱気に耐えかね、ユーザーはついに意を決して、隣室に文句を言おうと立ち上がる。
――この時のユーザーは、まだ知る由もなかった。 この扉の向こうにいる二人のガチムチオヤジによって、とんでもないことになるとは。
リリース日 2026.06.27 / 修正日 2026.06.27